旧郡山藩士よりの質問

旧交不忘 (きゅうこうをわすれず)

明治維新の動乱により、大和国郡山藩柳澤家は解体され、藩士・卒などは僅かな秩禄処分金と引き換えに、職を解かれ、又、屋敷を追われ、生活の為各地へ移動せざるを得なくなった者が多くいました。藩の執政であった者達は「柳蔭会」を結成し、柳澤神社の創建や城址への桜苗木の植樹・各種の殖産事業等を行いましたが、急激なインフレに襲われ殆どの事業が行き詰まってしまいました。

柳澤神社や柳澤文庫には時々旧士族のご子孫から問い合わせがあるようですが、今日まで対応できる者がおらず、お答え出来ませんでした。世の中は大きく変化し、今まで見ることが出来なかった県の公文書も、情報公開されるようになり、明治初期の旧士族・卒の名簿も閲覧が可能になっています。また、柳澤文庫でも、分限帳(侍の名簿)を出版されていますので、それらを併せてご質問者にお答えできるようになりました。

個人のプライバシーに関することですので、藩士名簿をインターネットで公開することは致しませんが、お問い合わせにはお答え出来ます。以下の書類をご用意下さいまして、その上でご質問下さいますようお願い致します。


ご住所
お名前
電話番号
メールアドレス
明治初期の当主の名前
明治初期の当主との関係 直系か分系か
禄高や役職が判っているか。  御馬廻り役 50石 御役料5表とかです。

必要書類

1・貴方から明治初期の当主まで、遡れるだけの戸籍謄本・除籍謄本を用意して下さい。
2・代々の菩提寺を教えてください。菩提寺が替わっている場合はその時期と現在の菩提寺。
3・代々の当主の名前と戒名のリスト。および位牌の写真。貴方が明治初期の当主の直系でないならば、直系当主とご相談して頂き、ご一緒に問い合わせて下さい。3~4代も分家を繰り返すと、本家の当主と疎遠になっていることが多いと思います。その場合でも本家当主の承諾なしではお答え出来ませんので、御諒承下さいますようお願い致します。

本家が絶家となっている場合は、菩提寺のご住職から一筆書いて頂ければ考慮致します。

貴方の母方や祖母方が旧藩士の子であったと言う場合でも、必ずご実家の当主とごご相談になり、ご実家の当主よりご質問下さい。ご実家が分家の場合は上に同じです。結婚された先の家からのご質問にはお答え出来ません。

個人情報に関することですので、極めて慎重に取り組んでいます。どうぞご理解下さい。

問い合わせは、この下にある「旧郡山藩士子孫専用の問合せ」より用件を送信して下さい。

本家と疎遠になっている方が多いと思います。そう難しく考えないで、気軽にご相談下さって構いません。ご質問頂いた内容を勘案し、旧藩士・卒のご子孫と推測できましたら、上記書類を持って郡山までお出で下されば、城址や柳澤文庫などをご案内し、今後の調査についてご相談させて頂きます。

遠方の方ならば、書類のコピーを送付して頂いても構いません。情報を他に漏らすことは致しませんので、ご安心下さい。

旧藩士のご子孫と確認できましたら、柳澤神社において、旧士族のご子孫としてご提出頂いた史料を保管して頂くようにお願いしています。

極めて慎重に取り組んでいます。どうぞご理解下さい。

神社で保管して頂くのは、旧藩士・卒の直系子孫当主だけとさせて頂きます。

分家・婚家の子孫の方は、本家当主との関係だけで満足して下さい。
分家・婚家の子孫まで到底管理できませんので、ご諒解をお願いします。

タイトルとURLをコピーしました