調査費用について

公文書を調査して報酬を得ることは、行政書士の業務権限になりますので、史学として研究しているとはいえ、これで報酬を請求することは致しません。

公文書類は図書情報館とのお約束で、自分が研究する以外の用途に用いることが出来ませんので、史料そのもののコピーをお渡しすることは出来ません。

調査するのは明治初期の公文書だけですが、膨大な数があります。今日まで長い間研究してきましたので、何を調べたら良いかは判っていますからそう難しいことではありませんが、史料の劣化・虫食いなどがありますので、慎重に扱わねばならず、通常の文献調査とは違い、数倍の時間が掛ります。

最終的に報告書を書き上げるときに、調査した公文書類のリストを作成してお渡しします。奈良へ来られた時にご自分で調査してみて下さい。大変な作業ですが、自分で現物を見つけた時の感動は格別のものがあります。この感動をご実感頂ければと考えています。

殆どの場合、図書情報館で公文書の開示請求をして調査しなければなりません。
図書情報館の調査だけで最低2日はかかります。あと、自宅にて検証して文書に纏めるまで、2~3日かかります。

私がこのコーナーを作ったのは、「武士は相身互い」と思っているからです。

かといって、それに甘えて貰っては困ります。社会人として、又、武士の子孫として、どうすれば良いかは貴方ご自身でお考え下さい。

幾らと決めませんが、ご自分がこれだけの時間を費やして得ておられる収入を一つの基準とされるのが良いと思います。お若い方ですとまだ収入が少ないと思いますので、その場合は行政書士が業務として一件の案件について請求する報酬の半額程度を目安として下さい。

その他、実費としては図書情報館への往復交通費、駐車場料金、コピー代がかかります。凡そ3000円と考えて下さい。

尚、系図・過去帳・位牌を伝承し、菩提寺も代々同じであれば、手元の史料と照合するだけですので、無料と考えて頂いて結構です。この場合はメールでその旨をお伝えするだけになります。

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